

我、蓬萊。天王馨は神になるに当たり、
聖徳太子建立の法楽寺の再建勧進を下すものである。
これからの世は混迷、混濁の時代である。時代は我が民を呼んでいる。
我が民のこの世にての繁栄は定められており、そのために来世は地獄が定められている。
地獄まで助けに来てくれるのは地蔵尊のみである。
法楽寺は第六代孝安天皇、七代孝霊天皇、八代孝元天皇が、
それぞれ地蔵尊となり祀られている。
室町時代の盛期には堂宇二十五を数えたが、
維新の際に寺領は廃せられ、堂宇は大破させられ、今や一堂を残すのみ。
それゆえ吾は、定められし我が民のために再建をしなければならない。
我が民よ!
異界(黄泉)での安寧の為、法楽寺の再建を許す。
青き目神、この再建を了するものである。
我が民のために!
この世の現神天王馨、この再建を了するものである。
我が民のために!